地域商品のご紹介
山一商店では全国各地の伝統的なお正月飾りをご用意しております。
掲載商品以外にも各種取り揃えておりますのでお気軽にお問い合わせください。
北海道
北海道のお飾りは恵比寿・大黒、おかめ、鯛、宝船など縁起物をふんだんに盛り込んだ豪華さが印象的です。
橙や裏白などの生ものを使用しないのも特徴のひとつ。
東北
東北では、両〆、にぼし・松葉・昆布などを付けた「としな」、賑やかに神様を迎えるため星の玉(玉紙)を飾ります。
関東
関東でよくみられるしめ飾りは「玉飾り」です。
しめ縄を輪っかにして藁の束で足をつけたものに、橙や裏白のほか、海老・昆布・紅白の御幣・鯛などさまざまな縁起物を華やかに飾り付けます。
中部
伊勢では「蘇民将来子孫家門」「笑門」の札がついたしめ飾りを、災難除けとして一年中飾っておく習慣があります。
【蘇民将来子孫家門】=「蘇民将来の子孫の家の門」を意味します。蘇民将来と須佐之男命の故事(※)が由来とされています。
【笑門】=文字通り「笑う門には福来る」を意味します。また、蘇民将来子孫家門を略して「将門」としたものを平将門と混同されないよう「笑門」に換えたという説もあります。
(※昔、蘇民将来という男が、旅の途中で日暮れになり泊まるところに困っていた須佐之男命に一夜の宿を貸し、貧しいながらも手厚くもてなした。須佐之男命は大いに喜び、一宿の恩として「蘇民将来の子孫を名乗り茅の輪を身に着ければ疫病を免れる」と言い置いた)
近畿
関西のしめ飾りはゴンボ(ごぼう〆)が多くみられます。
中国・四国
二つの輪が隣り合ったかたちの「めがね」は全国的にみられるお飾りですが、中国地方で用いられるめがねは太く大きいのが特徴です。
広島では大・中・小の3つの輪が重なったしめ飾りが多くみられ、輪はそれぞれ親・子・孫をあらわし子孫繁栄の願いが込められています。
上記のほかにも海老〆やしゃくしと呼ばれるお飾りがあります。
九州・沖縄
沖縄のお飾りの特徴は、昆布を巻いた炭が付いていること。「たん(炭)と喜ぶ(こんぶ)」の語呂合わせです。
炭は長く朽ちないことから長寿や家の繁栄を表し、家庭を守る神様であるヒヌカン(火の神)にもお供えします。
熊本と長崎では一年中しめ縄が飾られていますが、これはキリスト教弾圧が厳しかった時代にキリシタンであると疑われないためにしめ縄を飾っていたのが慣習として残ったともいわれています。
北九州では鶴を模したお飾りが多く見られます。